私たちの創業は今から約30年前に遡ります。神栖市日川の地で、先代がガソリンスタンドを開業したことから始まりました。当時はまだまだスタンドのニーズがあった時代でもあり、経営は順調でした。しかし、その後はセルフスタンドの普及やガソリン需要の減少傾向が強まるなど、業界全体が右肩下がりへと転じ始めます。そこで当社は、当時のこの地ではほとんど展開されていなかったコンビニエンスストア事業への転換を決断。約20年前に本店をセブン‐イレブンに転換したのが、現在の日川店です。個人経営の店舗のみで、スーパーもなかった地域に誕生した同店は、物珍しさもあって連日の大盛況。一気に地域の人気店となったのです。その後も、地域のニーズに応える出店を続け、現在は7店舗を展開するまでに成長しました。

当社では、業界最大手のコンビニエンスストア「セブン‐イレブン」とフランチャイズ契約を結んで事業展開を行っています。数多あるコンビニブランドの中でも、セブンイレブンの強さは群を抜いています。おいしさと品質を徹底的に追求した商品力、マーケティングに基づいた店舗立地、コンビニ内ATMなどのサービスといったすべてが常に一歩先を行っています。また、当社ではセブン‐イレブンの経営戦略上の特徴でもあるドミナント戦略に基づき、神栖市を中心とした集中出店を行ってきました。地域を熟知し、地域に特化し、地域に密着した店舗では、地域に愛される「近くて便利な」存在をめざしています。

コンビニ経営でもっとも重要な要素は「人」です。店舗の雰囲気は、そこで働くスタッフの態度、意識、視点でまったく違ったものになります。当社では、高校生や大学生、海外からの留学生など、期間的に限定された条件で働くスタッフも多く、定期的に人が入れ替わります。また、一般の方は年齢層が幅広く、20代から50代までのスタッフが働いています。正社員の方には、このような多様なスタッフとコミュニケーションを取りながら、店舗がめざす姿を共有し、実現していただきたい。時には立場を忘れて、スタッフから学ぶ姿勢も重要です。スタッフと、店舗と、会社と共に成長していただきたいと願っています。

コンビニ業界を職場として見る場合、「24時間昼夜を問わず働かされて休みも少なく、給料も安い不安定な待遇」。そんなイメージをお持ちの方も多いと思います。しかし、当社はまったく違います。事実、転職した多くの正社員が、当社の高待遇に驚きます。もちろん、コンビニ業界のすべてがそうではありません。当社の店舗は、安定して集客が見込めるエリアにのみ展開しているため、地元のお客様をしっかり確保。収益も安定しており、収益が上がれば社員の給料に還元しています。もちろん休みもしっかり取ることができます。この高待遇がスタッフの定着率の高さに繋がっています。正社員は原則、夜勤はありません。当社でなら、きっと業界のイメージが変わることでしょう。